古本屋になるには~陰キャが行政書士に依頼して「古物商許可証」を取得するまで~
古本屋になるためには、「古物商許可証」という、営業許可証が必要になります。
これは書類をそろえて警察署に提出すれば、誰でも取得できます。
(ただし犯罪歴などがある場合を除きます)
警察に申請するとき、手数料として1万9000円が必要になります。
ただ、この書類申請がやっかいというか、役所に行って色々な書類を集める必要があり、面倒くさいです。
この面倒くささをビジネスチャンスにしているのが、行政書士です。
行政書士に依頼すると、この超絶ウルトラ面倒くさい書類手続きを、すべて丸投げでやってくれます。
ただし、そこはもちろんビジネスですから、行政書士に依頼した場合、5万円ほどの経費が追加で必要になります。
ご自分で書類をそろえて無事に申請が通る方も、もちろんおられるのですが、なかには書類の不備ではじかれる場合もあります。
僕は、陰キャなので、自分で書類をそろえて警察と折衝(?)する自信がなくて、「ポリスにはじかれたらどうしよう」とビクビクしたあげく、行政書士さんに依頼しました。
行政書士事務所とのやり取りが数回ありましたが、すべてメールですので、陰キャにもメンタル的負担は少なかったです。
書類の準備から提出まで、すべて行政書士にやってもらいました。
先に「メンタル的負担は少ない」と書きましたが、そこはやはり陰キャゆえ、許可がもらえるまで、「書類の不備があったらどうしよう」と、ビクビクしていました。
書類を提出してから1ヶ月ほどして、警察署から電話があり、「許可が通りました」とのことでした。
どちゃくそ安堵しました。
警察署に「古物商許可証」を受け取りに行き、警察の方から、いくつかの説明を受けました。
古本屋に限らず、古物をあつかう古物業者は、許可証を取得すると、プレートを作る必要がある、とそこで言われました。
プレートは、紺地に白色の文字で「許可番号」と「業者名」または「氏名」を記し、大きさも8㎝×16㎝と決まっています。
警察署でお巡りさんから説明を受けたときは、「ホームセンター●●に行けば、作ってくれる」とのことだったので、さっそく出かけて行き、見積もりを依頼しました。
ところが、ホームセンター●●では、紺地に白色というプレートを取り扱っておらず、その他の色のプレートも9000円台と高額で、なんだかわけがわかりませんでした。
後日、「楽天市場」で調べたところ、2000円もせずに作れることが判明しました。
許可番号と氏名を業者に教えると、すぐに見事なプレートが自宅に届きました。
このプレートは、事務所のわかりやすい場所に掲示しておく義務があります。
そのように法律で決まっているわけです。
僕は、事務所(自宅)の机に、この「書籍商 青木迪晴」と書かれたプレートを掲示しています。
古本屋開業のノウハウ本などを見ると、「自分で申請できるので、行政書士に依頼する必要などない」と書かれているのを目にすることもあります。
そうすると、陰キャなので、「うぐっ!」とMPを削がれてしまいます。
ただし、時間がないとか、不安だとか、面倒くさいとか、5万円くらいなら出してもいい、という方は、行政書士に依頼するのもありだと思います。
さて、ここまで古本屋開業に必須の「古物商許可証」取得について、書いてきました。
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